ブログを読んでくださっているみなさま、いつもありがとうございます。
今回も引き続き大和栗園の変遷をつらつらと書いていきたいと思います。
今回のお題は大和栗園の目玉の一つである「栗の自動皮むき機」について書いていきたいと思います。
すでに栗の皮むきサービスをご利用いただいた皆様、誠にありがとうございます!
まだの方、、、ぜひ来年ご利用ください。
これがあるから大和栗園に来た!とまで言ってくださるお客様がいるくらい大和栗園の目玉とも言える存在です。
導入の経緯
そもそも導入の経緯はお客様との会話からでした。
「栗の皮をむくのって時間かかるよね...」
「こんなに沢山栗を拾ったら皮むきだけで大変だわー」
「何でむくのが一番速いですか?」
大和栗園にご来園されるお客様共通の悩みだったとも言えます。
茹で栗、焼き栗以外の栗料理を作る際に、避けては通れない難関...
美味しい栗をたくさん食べたい!でも皮むきが大変!というジレンマ...
気持ちを奮い立たせて、いざ立ち向かっても激闘の末聞き手を酷使し挙句の果てに腱鞘炎...
それがKAWAMUKI(皮むき)なのです。
(すみません、だいぶ誇張しました。実際皮むきを含めて楽しむ、というのも栗拾いの醍醐味でもあります!)
とはいえ、実際栽培している私達でさえも皮むきは手間のかかる作業です。
そんなときに「皮むきの機械ってないのかね?」といったのが園主でした。
そこで私がGoogle先生に聞いた結果をこんなのあるけど、、、といって製品紹介のページを見せたのが始まりでした。
もちろん数万円で買える代物ではなく、それなりにお値段はしました。
しかし、園主は「よし、買ってみよう!」の一言で購入が決定しました。
・・・即決です。
この決断力はなかなか目を見張るものがあります。
実の母親ですが、「ボス」って呼ぼうかと思いました。
そこからはとんとん拍子で話が進み、あっという間に納品され今に至るわけです。
皮むき機の実力はいかに...!?
思い切って導入した皮むき機ですが、その実力はというと私達の想像以上の働きをしてくれています。
鳴り物入りで入団した選手が期待に違わぬ活躍をしてくれている、そんな状態です。
どんな工程で皮をむくかというと、
1. 栗を水でよく洗い(多分一番ここが時間かかります。)、皮むき機に突っ込む!
2. そしてスイッチをON!!
3. 40-50秒待つ!
4. 取り出し口を開けて栗を救出!
という感じです。
注意点としては渋皮まで剥いてしまうので、栗の渋皮煮を作りたい方はおすすめできません。
お客様からの評価
さてお客様からの評価ですが、総じて好評です!
皮むき機の存在を知ったお客様(特にお母様方)の目の輝きは何度見ても嬉しい光景です。
中には10kg近く拾った栗を「全部剥いてください!」と言ってくださるお客様もいらっしゃいます。
ご自宅に帰られてすぐ栗を調理できるというのが何より大きいと感じています。
皮むき機が動いている様子を録画してくださるお客様もいらっしゃいますし、お子様は興味津々で眺めてくださるのを見ると導入してよかったなーと感じます。
お客様の悩みや課題を解決できた、というのが私たちとしても嬉しく思います。
ちなみにご自宅で皮を剥く場合は、「くりくり坊主」という専用のハサミがありますので紹介しておきますね!
(くりくり坊主に限った話ではないですが、ハサミなので左利きの方は若干使いにくいです笑)
農家としては安全安心な美味しい栗を生産するのがまず最優先事項です。
だからといって栗を「育てて終わり」でいいのだろうか、ということを大和栗園では常々話をしています。
どうやってお客様に栗を届けるか、栗(拾い)を通じてどんな体験をしてもらいたいのか、、、そういうことも大事にしたいと考えています。
そういった意味では「栗の皮をむくのが面倒」というお客様の悩みを解決できる策を打てたのが良かったなと感じています。
私も毎シーズン栗ご飯だったり栗を食べながら育ってきたわけですが、「皮むき」の大変さを一番知っていたのは栗を長年栽培してきて家庭では母の側面を持つ園主だったわけです。
お客様目線の大切さであったり、何事も自分のこととして捉えることの大切さを身に染みて感じました。
というわけで今回は皮むき機を導入した経緯だったりサービスの紹介でした。
まだ皮むいてもらったことない!という方はぜひ来年お試しください!
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